「アオアシ」
先日、Bリーグ U18のリーグ戦についての記事を書きました!
詳しくはこちら→「B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE」
僕が琉球のアカデミー統括で在籍中、Bリーグの会議の為、東京へ出張へ行くことがありましたが、U15・U18の環境整備にはJリーグのユースの20年を振り返りながら、多くをサッカーの環境から学ばせて頂きました。
そんな中、2020年に遡りますが、漫画「アオアシ」に出会いました!
漫画やん!笑
漫画だと侮るなかれ!サッカーのユースの環境や、サッカーの本質的な意味も深く学べる漫画だと思います。バスケのユースに携わっていましたが、5-10周したくらいの差を感じました。(それくらい描かれる内容が濃いです。)
ただ、闇雲に頑張る=努力する主人公が成長していくありふれた内容ではなくて、課題に対しての「考える」という事の本質が素晴らしいです。
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以前のブログ2022/06/06_今日の山城「熱量」では、
人の心の熱量が思考や行動に影響する力がある。
そこにはスイッチが存在すると思います。
「自分ごと」だと思えるか?
「一生懸命」になれるか?
「気づき」を掴めるか?
そんなことを書きましたが、そこの「気づき」という点において、この漫画は秀でているなと思います。
【アオアシ】課題に気づきどう行動するか
主人公の青井葦人(あおいあしと)の能力は、「俯瞰すること」という設定です。俯瞰し全体を把握することで、次に自分がするべき行動を考えることができます。ただ、サッカーの原理原則の知識が足りない、足元の技術が乏しいので、ユースの選手達との差を痛感します。
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昨今は個人の技術が向上し、戦術戦略がどんどん進化していく中でも、サッカーやバスケにおける「原理原則」は普遍的なものである。サッカーの環境全てがそうであるとは言いませんが、アオアシのような「原理原則」は、ユース世代の年代ごとに学びながらも早期にプロデビューをしています。(早期のプロ化の是非については、今後のブログに書いていきます。)
【アオアシ】タイトルの意味
「人間は考える葦である」
・宇宙や大自然と比べると、人間は葦の様な「か弱い存在」である
・だが人間には葦にはできない、「考える」能力がある
・考える事ができるからこそ、人間は葦より偉大である
漫画の1巻で福田監督の義妹である一条花が葦人に向けて言った言葉です。
「考える」ことをしなければ、人間はただ弱いだけの存在となってしまう。
作者の小林有吾さんは、2010年の漫画「アオハル」から青春の青、サムライブルーを連想させる青の「アオ」を取り、サッカーは脚を使うスポーツなので、「考える葦」から「アシ」を取ったとも言われています。
【考察】選手と監督、コーチ
選手は壁にぶつかり、それを乗り越える過程で成長していきます。ただ、クラブが求める理想のスタイルや、監督が理想とするスタイルの一つの駒という表現をよく耳にしますが、そうなってはいけませんし、育成年代やプロの選手も常に成長していかなければ生きていけません。しかし、この漫画の中での育成年代で求められる原理原則からなるサッカーを学ぶ過程で、多くの成長する姿があります。
きっと、今後もこうやってスポーツが発展していくのでしょう。
僕はいつも意識しているものは、「変わらないものはない」
あらゆるものはいつかバラバラになる。ずっと続くものなんてない。
お金もモノも、人間関係も会社も、いつかは壊れる。
「ゆく川の流れは絶えずして…」(『方丈記』)とか、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」(『平家物語』)みたいな「無常」の世界のように…
それでも、歴史は語られ、紡がれていくからこそ人類は発展していくのである。
人の作る形に捉われず、現在起こりうる事象、問題、課題に向き合って解決していくことでしか、現状打破にはならない。
だからこそ
「人間は考える葦である」
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